中島 義道 主宰 哲学塾カント

哲学

中島義道


・当面の講義室での講義は全般的に休講にします

オンライン授業を行っております。詳細は下の「オンライン授業について」をご確認ください。

語学に加えて6月から次の2講義をオンライン(zoom)で開始します。
時間の構成はすでに開講している語学と同じです。
受講希望者は申し出て、受講前日までに聴講料を振り込んでください(なお、語学と一緒でかまいません)。
フランス語、ロシア語、ギリシャ語はすでに500円引いていますので、10コマを超える場合の割り引きはしません。


・メールを使った通信教育について

塾の講義をこれからいかに続けていくことができるか、思案しておりますが、語学はオンライン授業を中心にできる科目から実施していきたいと思っております。オンラインにもさまざまありますので、非常勤の先生方にそれぞれ自分に適したやり方を選択してもらいます(先生によっては、オンライン授業は実施せず、しばらく休講という選択もありえる)。
そこで、私の講義ですが、さしあたり次のようにしたく思います。長く「講義テキスト」を作成してきた経験から、講義テキストをさらに詳細にしたものをメールで配信します
(つまり通信教育)。質問も受け付け、受講者すべてに公開し、次回の講義で答えます。
(1)開講は各週の月、火、水、木、金の5日間(オンライン講義に土・日をとってあるため)
(2)私の担当している語学(B2とD2とE)はさしあたり開講しない、将来的には実施する可能性もある(原典購読のテキスト作成は難しいので)。
(3)通信教育なので、講義時間は厳密でなくてよい。その日の開講科目を、その日の午後10時ごろまでに配信する。
(4)幸い、ちょうどカントの『純粋理性批判』(B)を前回8年かけて読み終え、また最初から読むことになるので、この講義をメインにする。進み具合は講義のときに準じ、各講義とも1回にテキスト1~2ページ程度、解説は400字詰め原稿用紙で15~30枚程度。
(5)開始は4月15日(水)とする。当面の計画は以下の通りです。バックナンバーを希望の方はご連絡ください。
5月 1日(金)H ②
   4日(月)K ①(キルケゴール『死にいたる病』ちくま学芸文庫)
   6日(水)B ⑦(カント「純粋理性批判」平凡社ライブラリー)
   8日(金)Ph③(フッサール『デカルト的省察』岩波文庫)
  11日(月)U ③(カント『判断力批判』岩波文庫)
  13日(水)B ⑧
  15日(金)Z ②(ニーチェ『ツァラトゥストラ』下、ちくま学芸文庫)
  18日(月)S ①(サルトル『存在と無』ちくま学芸文庫)
  20日(水)B ⑨
  21日(木)K ②
  22日(金)H ③
  25日(月)Ph④
  27日(水)B ⑩
  29日(金)Z ③

6月 1日(月)S ②(サルトル『存在と無』ちくま学芸文庫)
   3日(水)B 11(カント「純粋理性批判」平凡社ライブラリー)
   5日(金)K ③(キルケゴール『死にいたる病』ちくま学芸文庫)
   8日(月)U ④(カント『判断力批判』岩波文庫)
  10日(水)B 12
  12日(金)Ph⑤(フッサール『デカルト的省察』岩波文庫)
  15日(月)S ③
  17日(水)B 13
  19日(金)K ④
  22日(月)H ④
  24日(水)B 14
  26日(金)Ph⑥
  29日(月)Z ④(ニーチェ『ツァラトゥストラ』下、ちくま学芸文庫)

(6)聴講料は1コマ2000円(10コマまで、それを超える場合は1コマ1000円)。通信教育は実際の対面講義に比べて味気ないかもしれないが、データは保存できるし、作成にはかなりの時間と労力がかかるので)。なお、諸経費は徴収しない。
(7)希望者は前日までに日付と科目名を書いて、メールで送ってください(例、15日(水)B1,16日(木)U、22日(水)B1,28日(火)U、全部で4コマ、8000円)。配信した時点で受講とみなし、その後のキャンセルは認めない。なお。途中からの参加も可能です。
(8)会計が煩瑣になるので、今回からは「前払い」でお願いします。講義計画をメールで知らせ、聴講料を所定の銀行口座に振り込んでください。
(9)希望者が少ない場合は、実施しません。
さしあたり以上のように計画しておりますが、メールで忌憚のないご質問・ご意見をお願いします。


・オンライン授業について

5月から、次の講義についてZOOMを通じオンライン授業をします。 関心ある人は、HPの最後のメールアドレスにお問い合わせください。 受講料は1回につきラテン語中級(L2)は2000円、それ以外は1500円です。1コマ100分(50分、10分休み、50分)、頻度は未定です。

 ①フランス語初級
  講師:小野文良先生
  日時:土曜20時~
  テキストは『15日間 フランス文法おさらい帳』中村敦子著、白水社。

 ②ロシア語中級
  講師:齋須直人先生
  日時:日曜20時~
  ドストエフスキー『白夜』講読、テキストは送付します、適当な日本語訳を準備してください。

 ③ギリシャ語入門
  講師:加藤喜市先生(東京大学博士)
  日時:日曜17時~(5月24日から開始)
  ギリシャ語の初級文法をはじめから丁寧に教えます。
  テキストは水谷智洋「古典ギリシャ語初歩」(岩波書店)です。

 ④ラテン語中級
  講師:樋笠勝士先生
  日時:土曜17時~(5月30日から開始)
  スピノザ「エチカ」第2章
  ラテン語テキスト、翻訳とも、お持ちでない方には、送付します

 ⑤カントと実在性の問題
  講師:檜垣先生(Hi)
  日時:土曜17時~(6月20日から開始)
  ※希望者が10人未満の場合は中止することがあります

 ⑥ラカンとカント
  講師:福田先生(Fk)
  日時:土曜17時~(6月27日から開始)
  ※希望者が10人未満の場合は中止することがあります


・6月のオンライン講義

  •  
  • 17時〜19時
  • 20時〜22時
  • 6日(土)
  •  
  • Fr1
  • 7日(日)
  • Gr1
  • 13日(土)
  •  
  • Fr1
  • 14日(日)
  • L2
  •  
  • 20日(土)
  • Hi
  • Fr1
  • 21日(日)
  • Gr1
  • 27日(土)
  • Fk
  •  
  • 28日(日)
  • L2
  •  



・ダ・ヴィンチニュースのインタビュー・対談記事掲載について

"『最高の生き方』ムーギー・キム対談【第4回 中島義道】 哲学者に「自己実現」は必要ない?――幸福を求めることが不幸を招く、の真意"が掲載されましたのでご紹介します。


・MOC(Moment Of Choice)のインタビュー掲載について

『人生に"入門"がないように、哲学に入門なし』を3回に分けて掲載していますのでご紹介します。


・東洋経済オンライン「哲学塾からこんにちは」掲載について

『“戦う哲学者”はなぜ「哲学塾」を作ったか』を掲載していますのでご紹介します。そのほか様々な話題について定期連載をしております。「哲学塾からこんにちは」タイトル一覧はこちら


・読書会について

・「哲学塾」とは別に(同じ教室で)読書会を開いています。現在漱石の『三四郎』を読んでいます(どの版でも構いません)。原則的に火日に隔週程度、午後7時~9時。参加希望の方は、ご連絡下さい。進み具合などを教えます。参加料は月ごとに諸経費として1000円、そのほか参加ごとに1000円です。



ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。

哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。

まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。



参加希望の方は、(1)正式なお名前、(2)生年月日、(3)住所(郵便番号も)、(4)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph




■講義の取り方

(1)哲学の初心者であって、「生きること・死ぬこと」について考えたい人にはA,I,Hd,M,Zを勧めます。

(2)カントを徹底的に学びたい人には、B1,KR,Uを勧めます。

(3)倫理学に興味のある人には、M、KRを勧めます。

(4)分析哲学・科学論を学びたい人には、W、Shを勧めます。

(5)現象学を広い視野で学びたい人には、Ph,Hdを勧めます。

(6)広く哲学史を学びたい人には、Me,Phを進めます。

(7)語学は、E、B2、D2、F1、L2、L3、Gr1、Gr2、De、Rを開講しています。


■難易度

(1〔誰にもすぐにわかる程度〕―>2―>3〔哲学科の学部学生が理解できる程度〕―>4―>5〔かなりの専門知識と思考力が必要


1 ==> A、M、I

2 ==> Hd、Ph、Z

3 ==> B1、KR、U

4 ==> W、Sh

5 ==> H、N




A.哲学と人生

直ちに(狭義の)哲学に入る前に、生きることの意味、死ぬことの意味、哲学することの意味などを考えていきます。まったくの初心者を歓迎します。テキストは拙著『善人ほど悪い奴はいない』(角川新書)を読みます。テキストは教室で500円でお譲りします。


De.アリストテレス『デ・アニマ』を読む

ギリシア語未修者も視野に入れ、すべての単語の説明を挟みつつ、ゆっくりテキストを読んでいきます。先人魂論批判のアルファー巻は切り上げて、4月からいよいよアリストテレス自身の魂定義が明かされる核心のベータ巻に入ります。講師は堀江聡先生


B1.『純粋理性批判』を読む

「二律背反』をのところを精密に読んでいきます。平凡社ライブラリー版(中)を使います。


B2.ドイツ語で『純粋理性批判』を読む

『純粋理性批判』の「方法論」をドイツ語で丹念に読んでいきます。 翻訳は、平凡社ライブラリー版(下)を使います。


D2. ドイツ語中級

二-チェの『人間的、あまりに人間的』を読んでいきます。テキストは、ちくま学芸文庫版を使います。


E.英語で哲学書を読む

ヒューㇺの『人性論(Treatise of Human Nature)』を読んでいきます。この書(原典)を正確に読解することは、すでに相当英語ができる人にとってもさらに英語力を鍛えることになるように思います。原書はなるべく準備してください。翻訳は,高額なのでプリントを配ります。


Fr2.フランス語中級

デカルト『方法序説』を読んでいきます。


Gr.ギリシャ語初級・中級

プラトンの『ソクラテスの弁明』を、文法事項を丁寧に解説しながらゆっくり読んでいきます。テキストはプリントを渡します。講師は宮崎文典先生。


H.ヘーゲル「大論理学」を読む

へーゲルの中でも最難関と言える「大論理学」に挑みます。いまは「第2編 本質論」を読んでいます。テキストは岩波版(武市訳)を使いますが、準備できない場合はコピーを配ります。


Hd.ハイデガー『存在と時間』を読む

20世紀の哲学における最高の成果と評される『存在と時間』の初めからゆっくり読んでいきます。翻訳は中公クラシックスを使います。講師は串田純一先生。


I.哲学入門(時間と死)

これまで意図的に避けてきたのですが、私が哲学を志してから50年間考えてきたことをメインテーマに「哲学入門」という名目で開講します。難解な部分もありますが、時間、死、私など真剣に考えたい人はついてこられると思います。テキストは、『不在の哲学』(ちくま学芸文庫を使います。お持ちの方はもってきてください。お持ちでない方は教室で安く(1000円)お譲りします。/p>

KF.カントからフィヒテへ(KF)

フィヒテ初期の知識学(『全知識学の基礎』1794年)をはじめからゆっくり読んでいきます。フィヒテはカントの「物自体」を自我(超越論的統覚)に「内蔵」させようと試みるのですが、きわめて難解であるわけではなく、カントの自我論と比較して細かく検討していきます。カントあるいは自我に興味のある方の受講を勧めます。なお、テキストは入手困難なので、プリントを渡します。 


L2.ラテン語中級

スピノザの『エチカ』とアウグスチヌス『告白』を交互にラテン語で読んでいきます。ラテン語初級を終えた人なら誰でも参加資格があります(初級を終える前でもオブザーバーとして参加することができます)。講師は樋笠勝士先生。


M.倫理学入門

これまで、佐良土先生には、アリストテレス『二コマコス倫理学』の読解という講義をしてもらっていましたが、1月からは、『二コマコス倫理学』に限定されずに、アリストテレスから現代まで、広く西洋倫理学を学ぶという趣旨の講義に切り替えます。多くの方のご参加を期待します。


Me. アリストテレス『形而上学』入門

「本質」「実体」「現実態」「原因」「存在」といった西洋哲学基礎概念が誕生する現場を目撃するうえで、アリストテレス『形而上学』全14巻のイロハは避けて通ることができないでしょう。参加者は岩波文庫版(出隆訳)上下を座右に置いてください。和訳を基に重要なトピックを解説していきます。講師は堀江聡先生


R.ロシア語入門(R)

ロシア語基礎文法を徹底的に学びます。テキストは『ロシア語入門』安岡治子著、研究社、講師は、齋須直人先生です。



Sh.塩谷賢の哲学道場

毎回テーマを決めて、「塩谷哲学」(すなわち、塩谷賢にとって哲学とは何か)を披露してもらいます。


U.カント『判断力批判』を読む

カントの3批判書の最後をなす『判断力批判』をはじめから読んでいく。場合によっては「序論」と「第一章」を並行して読む。


Z.『ツァラトゥストラ』を解読する

ヘーゲル以降において最も重要かつ難解な哲学書とも言える二-チェの主著を細かく読んでいきます。テキストはちくま学芸文庫版を使います。


Ph.現象学入門

フッサールの現象学の基本を、デカルト、カントを代表とする近代古典哲学、分析哲学、フッサール以降の現象学の流れ、との関連を常に浮き立たせながら説明します。西洋近代哲学史としても成り立つような講義にしますので、とくに初心者の参加を迎します。


W.ウィトゲンシュタインは何をしたのか?

講師は入江俊夫先生。ウィトゲンシュタインは,20世紀のいわゆる「言語論的転回」を決定付けた哲学者として哲学の関心を言語へと向け変えたことで有名ですが,彼自身がやったことは実際どんなことだったのでしょうか?また,しばしば彼は,内面としての「こころ」を否定したと言われますが,彼が否定したものはいったい何だったのでしょうか.『探究』のウィトゲンシュタインを一種の行動主義者や共同体主義者とみなす誤解はいまだに根強く,逆にいえば,そこに独特の難しさが示されています.それは彼の個々の見解の難しさというよりは,彼の哲学を掴むことの難しさ,比喩的な言い方ですが,彼が哲学する場所とその哲学が目指す方向を理解することの難しさです.  講義では,この困難を除去すべく,ウィトゲンシュタインの哲学に対して,最初期の『論考』からの発展を辿ることを通じて迫ります.後年の『探究』の序文で彼は,自分の「新しい思想」は古い思想の照明のもとでのみ理解することができると述べています.古い思想とは,もちろん『論考』のことですが,『論考』と『探究』は見かけからしてひどく異なっているため,その「照明」がどこに存するのかを掴むことは容易なことではありません.彼の思考の遍歴を辿ることにより,何とかしてこの照明を受け取って,ウィトゲンシュタインの哲学の扉をこじ開けてみませんか.(入江記)





聴講料(1ヶ月あたり)


1回  2,000円(10回までは、1回につき2000円ずつ)

2回  4,000円

3回  6,000円

4回  8,000円

5回 10,000円

6回 12,000円

7回 14,000円

8回 16,000円

9回 18,000円

10回 20,000円

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11回 21,000円(以下、1回につき1000円ずつ加算)

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※1 入塾費3000円をはじめにお払いください(これは返還しません)。

※2 コピー代・光熱費を含む「諸経費」を月額1000円いただきます。

※3 遠距離参加者(月額交通費がおよそ3万円以上かかる者)は、
     すべての科目において(特別講義も含む)一律1000円です。

※4 各月15日までに「聴講予定表」を提出し、聴講料はその月の16日から月末のあいだに、
     所定銀行の所定口座に振り込んでください。


中島義道
  • 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
  •  
  • 1946年生まれ。
  • 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
  • 1983年 - ウィーン大学哲学博士
  •  
  • 電気通信大学人間コミュニケーション学科元教授。
  •  
  • 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。



参加希望の方は、(1)生年月日、(2)住所(郵便番号も)、(3)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph