ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。
哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。
まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。
- 水曜日
- 金曜日
- 日曜日
- 15:10~17:00
- -
- -
- S1
- 17:10~19:00
- H
- J
- B/S2
- 19:10~21:00
- K/N
- A
- C/D
※各コースともおよそ隔週に開講します。
テキストはこちらでも(定価で)渡すことができますが、各自ブックオフやマゾンなどで手に入れてもかまいません。
A.存在と無 金曜日 19:10~21:00
サルトルの『存在と無』(ちくま学芸文庫)にそって、「存在」と「無」の問題を考えていきます。
B.カント入門 日曜日 17:10~19:00
カント認識論の基本構図を学びます。
この講義では『プロレゴーメナ』(岩波文庫)を最初からゆっくり読むことにします。
C.ニーチェとニヒリズム 日曜日 19:10~21:00
『ツァラトゥーストラ』(ちくま学芸文庫)を中心に、ニーチェのいうニヒリズムを正確にとらえ、さらにニーチェを超えてニヒリズムとは何かを探るのがこの講義の目的です。
D.ドイツ語中級 日曜日 19:10~21:00
さしあたり、へーゲルの『歴史哲学講義』とギムナジウムの歴史の教科書を読んでいます。適宜、ドイツ語で書かれた哲学の古典にも挑みたいと思います。辞書を引き場合によっては翻訳の助けによって、どうにか読み解くことができるように指導します。受講の条件は、ドイツ語文法を一通りマスターしていること。テキストはすべてプリントによりますが、該当するテキストの日本語訳を持っている人は(どの訳のプリントでもかまわないので)持ってきてください。
H.ヘーゲル入門 水曜日 17:10~19:00
ヘーゲルの『エチクロペディー』を初めから丹念に読んでいきます。とくに、その難解な論理学すなわち「弁証法」の構造を徹底的に解明します。
J.時間と自由 金曜日 17:10~19:00
さまざまな哲学書に当たって、「時間と自由」について掘り下げて研究します。
K.キルケゴールを読む 水曜日 19:10~21:00
キルケゴールの凄まじい人生に重ね合わせて『死に至る病』(岩波文庫)を初めから正確に読み解き、それを通じて「生きること」ならびに「哲学すること」の意味を考えていこうと思います。
N.西田幾多郎を読み解く 水曜日 17:10~19:00
難解な哲学書の代表例とも言うべき西田の処女作にして代表作『善の研究』を虚心坦懐に読み解いていきます。その過程を通じて、哲学書の難解さの要因はどこに潜むのか、現代日本において西洋哲学を学ぶとはいかなることか、等を考えていきたいと思います。教室では岩波文庫版を使いますが、日本語なので他の版でもかまいません。
*これまでのSを、S1とS2に分離します。
S1.哲学入門1--認識論 日曜日 15:10~17:00
認識論の基礎を学びます。さしあたり、西洋近代哲学の「祖」とも言うべきデカルトの『哲学原理』を読んでいきます。後に、デカルトの他の著作、さらにはロック、バークレィ、ヒュームなどの著作を読むことも考えています。
S2.哲学入門2--倫理学 日曜日 17:10~19:00
倫理学の基礎を学びます。さしあたり、カント倫理学に照準を合わせます。『倫理学講義』を引き続き読み、あわせて『道徳形而上学原論(人倫の形而上学への基礎付け)』や『人倫の形而上学』も読んでいきます。
<1月の開講予定>
27日(水) H、K
29日(金) J、A
31日(日) S1、S2、D
<2月の開講予定>
3日(水) H、K
7日(日) B、C
10日(水) N
12日(金) J、A
14日(日) S1、S2、D
17日(水) H、K
21日(日) B、C
24日(水) N
26日(金) J、A
28日(日) S1、S2、D
<進行予定(概要)>
・A 『存在と無』(サルトル)第二 対自存在 第一章 III
・B 『プロレゴーメナ』(カント)第三章 第40節
・C 『ツァラトゥストラ』(ニーチェ)第二部〔11〕~ 『善悪の彼岸』第一章 四~
・H 『エンチクロペディー』(ヘーゲル)第一編
・J 分析系の時間論のいくつか(ラッセル、ダメット、ウリクト、クリプキ、シューメイカーなど)
・K 『死に至る病』(キルケゴール)第一編、三、B b β
・N 『善の研究』(西田幾多郎)第一編 第三章
・S1 『哲学原理』(デカルト)十
・S2 『カント倫理学講義』復讐、羨望、貧困、高慢、嘲弄、誠実などについて
聴講料(1ヶ月あたり)
1回 2,000円(3回までは、1回につき2000円ずつ)
2回 4,000円
3回 6,000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4回 7,000円(以下、1回につき1000円ずつ加算)
5回 8,000円
6回 9,000円
7回 10,000円
・・・・・・・・・・・
(コピー代・光熱費を含む「諸経費」を月額1000円いただきます。)
※各月最初の聴講日に「聴講予定表」を提出し、月末までに全額払ってください。前日までに連絡なしに欠席の場合、聴講料はお返ししません。

- 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
- 1946年生まれ。
- 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
- 1983年 - ウィーン大学哲学博士
- 電気通信大学人間コミュニケーション学科元教授。
- 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。

〒162-0843
東京都新宿区市ヶ谷田町2-3有楽市ヶ谷ビル202
有楽町線・南北線 市ヶ谷駅5番出口すぐ。
中央線・総武線、都営新宿線、市ヶ谷駅 徒歩4分
参加希望者は、必ず以下のいずれかの手段で「姓名、生年月日、現在住所、緊急連絡方法(携帯ないしメールなど)」を添えてお申し込みください。
各講座とも、15名で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。
直ちに、こちらから可否をお伝えします。(くれぐれも市谷校には連絡しないこと!)
E-mail: