中島 義道 主宰 哲学塾カント

哲学

中島義道


・「哲学塾」10周年パーティのお知らせ

日時:1月20日(土)午後7時30分~
 場所:「哲学塾」の教室
「哲学塾」も今月の20日で10周年を迎えます。この機会に、塾生や講師の先生方を交えて、ざっくばらんに塾についての意見を交換したいと思います(無料)。その後、パーティに入りますので、気楽にご参加ください。パーティへの「持ち込み」を歓迎します(とくにアルコール類)。会費は、2000円程度を考えています(持ち込みの方は会費を削減)。これまでの塾生も歓迎します(教室は笹塚に変わりましたから、ご連絡いただければ場所を教えます)。


・新設講義

「哲学入門(時間と死)」(I)と「ウィトゲンシュタインは何をしたのか?」(W)を新設します


・読書会について

・「哲学塾」とは別に(同じ教室で)読書会を開いています。現在、『悪霊』を光文社の亀山さんの訳で、また川端康成の『山の音』を読んでいます。日時は、各月第1と第3火曜日、①午後6時半~8時『悪霊』、②8時~9時半『山の音』、参加料は①②それぞれ1000円です。参加希望の方は、ご連絡下さい。進み具合などを教えます。


・東洋経済オンライン「哲学塾からこんにちは」掲載について

『“戦う哲学者”はなぜ「哲学塾」を作ったか』を掲載していますのでご紹介します。


・哲学塾の講義をまとめたテキスト販売のお知らせ

このたび、毎月10日前に、前月の「哲学塾」の講義(のうち私(中島)の担当分、但しAを除く)に関して、テキストの進行具合、著者の「くせ」、重要なポイント、難解な箇所、誤解しやすい個所などをテキスト(PDFファイル形式)にまとめ、販売することにしました。これを実施することに踏み切った理由は、以下のものです。


(1)最近、遠方(大分、新潟、姫路、大阪、京都、仙台、名古屋、長野など)からの参加者が少なくないのですが、交通費も高く毎回参加するのは大変でしょうから、ごくたまに参加するだけで哲学塾講義について行けるようなシステムを作りました。これに当てはまる人は、このテキストで講義の進み具合をチェックし、これまでの講義で読解した箇所を自分で読み解いてみてから次の講義に臨むことができます。


(2)「哲学塾」の講義に参加した人は、その月の講義がどのようなものであったかを反省できます。さらに、休んだときの講義がどのように進んでいったのかがわかりますし、自分が取っていない講義がどのように進んでいるのか、確かめられます(今後、聴講するかどうかの判定基準になります)。


(3)いろいろな事情で「哲学塾」に来られない人にとっては、「哲学塾」で扱っているテキストを自宅で読解する手引きにもなります。


このテキストは、教室で実施しているようなテキストの細かい解釈をするのではなく、ただ「ひとりで」哲学書を読むためのヒントを与えるだけです。実際の「哲学塾」の代わりにはならないと思いますが、センスがよければ「哲学塾」に参加しなくても、コツをつかんでひとりで読んでいけるし、ごくたまに参加してそのつど疑問点を確認するというやり方で「哲学塾」を利用してもいいように思います。


なお、購読料は(全科目一括で)1ヶ月2000円です。

申し込みは3カ月単位で前払いです(2000円×3=6000円)。


※分量が思ったより多く大変な労力と時間がかかるため、変更しました。4月から契約されている方は7月以降から変更対象となります。

希望者はメールで希望の旨をご連絡ください。「哲学塾」塾生でない者は併せて「現在所、生年月日、緊急連絡先」をご連絡ください。一応の入塾手続きをお願いします。その後、振り込み先の銀行口座をお教えします。

※メールアドレスを変更したり、ドメイン指定受信などテキストが受信できない方がおりましたらご連絡ください。


ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。

哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。

まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。



参加希望の方は、(1)正式なお名前、(2)生年月日、(3)住所(郵便番号も)、(4)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph


*各講義は105分、講義のあいだの休み時間は15分です。



<1月の開講予定>

  •  
  • ①13:30~15:15
  • ②15:30~17:15
  • ③17:30~19:15
  • ④19:30~21:15
  • 6日(土)
  •  
  • 7日(日)
  • Fr2
  • L2
  • 8日(月、祝)
  • B1
  • B2
  • Gr
  • 12日(金)
  •  
  •  
  • Sh
  • 13日(土)
  • D2
  • Do
  • 14日(日)
  • Hd
  • Ph
  • 20日(土)
  • Fr2
  • B1
  • P*
  • 21日(日)
  • D2
  • B2
  • Ar
  • L2
  • 26日(金)
  •  
  •  
  • J
  • 27日(土)
  • 28日(日)
  • R**
  • Hd
  • Gr


*哲学塾10周年パーティ

**哲学討議「フッサールとハイデガー」(誉田先生、串田先生)



<2月の開講予定>

  •  
  • ①13:30~15:15
  • ②15:30~17:15
  • ③17:30~19:15
  • ④19:30~21:15
  • 2日(金)
  •  
  •  
  • Sh
  • 3日(土)
  • Fr2
  • 4日(日)
  • D2
  • B1
  • B2
  • L2
  • 10日(土)
  • Hd
  • Gr
  • 11日(日)
  • Fr2
  • Ph
  • L2
  • 12日(月、祝)
  • 16日(金)
  •  
  •  
  • 17日(土)
  • Fr2
  • Do
  • T*
  • 24日(土)
  • Hd
  • 25日(日)
  • B1
  • B2
  • Gr


*三浦先生、ロシア正教について





■講義の取り方

(1)哲学の初心者であって、「生きること・死ぬこと」について考えたい人にはA,Hd,M,N,J,Zを勧めます。

(2)カントを徹底的に学びたい人には、B1,Vを勧めます。

(3)倫理学に興味のある人には、M,V,J,Sを勧めます。

(4)分析哲学・科学論・数学の哲学を学びたい人には、F,Q、Iを勧めます。

(5)現象学を広い視野で学びたい人には、Ph,Hd,Sを勧めます。

(6)語学は、E,D1,D2,F2、L2,Grを開講しています。


■難易度

(1〔誰にもすぐにわかる程度〕―>2―>3〔哲学科の学部学生が理解できる程度〕―>4―>5〔かなりの専門知識と思考力が必要〕


1 ==> A、M、I 、Z

2 ==> S、F、Hd、J

3 ==> B1、NP、V

4 ==> Ph、Do

5 ==> H、N、Sh




A.哲学と人生

直ちに(狭義の)哲学に入る前に、生きることの意味、死ぬことの意味、哲学することの意味などを考えていきます。まったくの初心者を歓迎します。テキストは九鬼周造の『偶然性の問題』と拙著『人間嫌いのルール』を読みます。テキストは、教室で500円でお譲りします。


Ar.アリストテレス『デ・アニマ』を読む

アリスとテレスをギリシャ語で(翻訳を参照にしながら)ゆっくり読んでいきます。ギリシャ語入門も兼ねますので、ギリシャ語未修者も参加できます。講師は堀江聡先生。


B1.『純粋理性批判』を読む①

『純粋理性批判』の「二律背反」を読んでいます。テキストは平凡社ライブラリー版(上)。


D2. ドイツ語中級

二-チェの『人間的、あまりに人間的』を読んでいきます。テキストは、ちくま学芸文庫版を使います。


Do.道元『正法眼蔵』を読む

800年前に書かれ、500年間秘蔵され、200年間注目されることなく、100年間低精度の注解によって傷つけられてきた至高のテキストの輝きをとりもどす。仏教についての予備知識は特に要りません。読み抜く意思だけを準備してください。講師は、斎藤嘉文先生。


E.英語で哲学書を読む

バークレィの『人知原理論』を初めから読んでいきます。この書(原典)を正確に読解することは、すでに相当英語ができる人にとってもさらに英語力を鍛えることになるように思います。翻訳は岩波文庫版を使いますが、古本市場では高額なのでプリントを配ります。


F.分析哲学入門

言語や意味への関心、あるいは論理的手法の利用を大きな特徴とする分析哲学の知識は、古代・中世哲学やいわゆる「大陸系哲学」の研究に際しても必須のものになりつつあります。この講義では、フレーゲ・ラッセルに始まり、デイヴィッドソンやクリプキあたりまでの分析哲学の代表的な議論を紹介していきます。講師は長田怜先生。


Fr2.フランス語中級

パスカルの『パンセ』とカミュの『異邦人』を並行して読んでいきます。


Gr.ギリシャ語初級・中級

プラトンの『ソクラテスの弁明』を、文法事項を丁寧に解説しながらゆっくり読んでいきます。テキストはプリントを渡します。講師は宮崎文典先生。


H.ヘーゲル「大論理学」を読む

へーゲルの中でも最難関と言える「大論理学」に挑みます。いまは「第2編 本質論」を読んでいます。テキストは岩波版(武市訳)を使いますが、準備できない場合はコピーを配ります。


Hd.ハイデガー『存在と時間』を読む

20世紀の哲学における最高の成果と評される『存在と時間』の初めからゆっくり読んでいきます。翻訳は中公クラシックスを使います。講師は串田純一先生。


I.哲学入門(時間と死)

これまで意図的に避けてきたのですが、私が哲学を志してから50年間考えてきたことをメインテーマに「哲学入門」という名目で開講します。難解な部分もありますが、時間、死、私など真剣に考えたい人はついてこられると思います。テキストは、さしあたり、昨年刊行した拙著『時間と死』(ぷねうま舎)を使います。お持ちの方はもってきてください。お持ちでない方は教室で安く(1500円)お譲りします。


J.実存主義入門

キルケゴールの『死に至る病』読んでいきます。 テキストは、ちくま学芸文庫版を使います。


L2.ラテン語中級

スピノザの「エチカ」とセネカ小品を交互にラテン語で読んでいきます。ラテン語初級を終えた人なら誰でも参加資格があります(級を終える前でもオブザーバーとして参加することができます)。講師は樋笠勝士先生。


M.アリストテレス『ニコマコス倫理学』を解読する

『二コマコス倫理学』を、ギリシャ語にまで遡り(とはいえギリシャ語の知識は必要ありません)、最近の研究成果も踏まえてできるだけ詳細に読んでいきます。テキストは岩波文庫版を使います。講師は佐良土茂樹先生。


N.西田幾多郎を解読する

『善の研究』をひとまず終え、西田のその後の著作を読んでいきます。参加希望者は、『西田幾多郎哲学論集 I』(岩波文庫)をご用意ください。用意できない場合は、プリントを渡します。講師は、立正大学教授の板橋勇仁先生。


S.「存在と無」の諸問題

「存在」よりむしろ「無」の問題を正面から扱いますが、そのためにハイデガーの『形而上学入門』を読んでいます。テキストは、ちくま学芸文庫版を使います。


Sh.塩谷賢の哲学道場

毎回テーマを決めて、「塩谷哲学」(すなわち、塩谷賢にとって哲学とは何か)を披露してもらいます。


V.カント『実践理性批判』を読む

カントの主著であるのみならず近代西洋倫理学の最高峰とみなされている本書を、初めから丹念に読んでいきます。きわめて難解ですが、柔軟な心をもってぶつかれば、初心者にもわかると思います。テキストは岩波文庫を使いますので、各自準備してください。


Z.『ツァラトゥストラ』を解読する

ヘーゲル以降において最も重要かつ難解な哲学書とも言える二-チェの主著を細かく読んでいきます。テキストはちくま学芸文庫版を使います。


Ph.現象学入門

『イデーンⅠ』(みすず書房版)を最初からずっと読んでいますが、いよいよ第3編に進みます。適宜、現象学の初歩的知識を反芻しますので、初心者の参加も歓迎します。講師は誉田大介先生。


W.ウィトゲンシュタインは何をしたのか?

講師は入江俊夫先生。ウィトゲンシュタインは,20世紀のいわゆる「言語論的転回」を決定付けた哲学者として哲学の関心を言語へと向け変えたことで有名ですが,彼自身がやったことは実際どんなことだったのでしょうか?また,しばしば彼は,内面としての「こころ」を否定したと言われますが,彼が否定したものはいったい何だったのでしょうか.『探究』のウィトゲンシュタインを一種の行動主義者や共同体主義者とみなす誤解はいまだに根強く,逆にいえば,そこに独特の難しさが示されています.それは彼の個々の見解の難しさというよりは,彼の哲学を掴むことの難しさ,比喩的な言い方ですが,彼が哲学する場所とその哲学が目指す方向を理解することの難しさです.  講義では,この困難を除去すべく,ウィトゲンシュタインの哲学に対して,最初期の『論考』からの発展を辿ることを通じて迫ります.後年の『探究』の序文で彼は,自分の「新しい思想」は古い思想の照明のもとでのみ理解することができると述べています.古い思想とは,もちろん『論考』のことですが,『論考』と『探究』は見かけからしてひどく異なっているため,その「照明」がどこに存するのかを掴むことは容易なことではありません.彼の思考の遍歴を辿ることにより,何とかしてこの照明を受け取って,ウィトゲンシュタインの哲学の扉をこじ開けてみませんか.(入江記)





聴講料(1ヶ月あたり)


1回  2,000円(7回までは、1回につき2000円ずつ)

2回  4,000円

3回  6,000円

4回  8,000円

5回 10,000円

6回 12,000円

7回 14,000円(以下、1回につき1000円ずつ加算)

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8回 15,000円

9回 16,000円

10回 17,000円

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※1 入塾費3000円をはじめにお払いください(これは返還しません)。

※2 コピー代・光熱費を含む「諸経費」を月額1000円いただきます。

※3 遠距離参加者(月額交通費がおよそ3万円以上かかる者)は、
     すべての科目において(特別講義も含む)一律1000円です。

※4 各月15日までに「聴講予定表」を提出し、聴講料はその月の16日から月末のあいだに、
     所定銀行の所定口座に振り込んでください。


中島義道
  • 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
  •  
  • 1946年生まれ。
  • 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
  • 1983年 - ウィーン大学哲学博士
  •  
  • 電気通信大学人間コミュニケーション学科元教授。
  •  
  • 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。



参加希望の方は、(1)生年月日、(2)住所(郵便番号も)、(3)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph