ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。
哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。
まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。
※7月13日~9月13日は夏休みです。
<9月の開講予定>
*9月より、すべての時限を30分だけあとにずらせます(遅らせます)。ご注意ください。
- 15:40~17:30
- 17:40~19:30
- 19:40~21:30
- 15日(水)
- G
- K
- 19日(日)
- D
- A
- C
- 22日(水)
- J
- L
- 23日(木、祝日)
- S
- B
- N
- 26日(日)
- D
- A
- C
- 29日(水)
- G
- K
・補講については、別途お知らせします。
A.存在と無
サルトルの『存在と無』(ちくま学芸文庫)にそって、「存在」と「無」の問題を考えていきます。
B.カント入門
カント認識論の基本構図を学びます。
この講義では『プロレゴーメナ』(岩波文庫)を最初からゆっくり読むことにします。
C.ニーチェとニヒリズム
『ツァラトゥーストラ』(ちくま学芸文庫)を中心に、ニーチェのいうニヒリズムを正確にとらえ、さらにニーチェを超えてニヒリズムとは何かを探るのがこの講義の目的です。
D.ドイツ語中級
ドイツ語中級を再開します。ルター訳聖書、ニーチェ、カフカ、キルケゴール、ヘッセなどの文章を抜粋して正確に読解します。
G.現象学入門
6月から、新たにG(現象学入門)を開設します。基本的には私(中島)が担当しますが、折に触れて専門家を呼んで講義をしてもらいます。はじめの数回で現象学の歴史と方法を概略し、その後フッサールの『現象学の理念』『内的時間意識の現象学』『厳密な学としての現象学』などを読みます。
J.時間と自由
さまざまな哲学書に当たって、「時間と自由」について掘り下げて研究します。いまは、ベルグソンの『意識に直接与えられたものについての試論』を読んでいます。
K.キルケゴールを読む
キルケゴールの凄まじい人生に重ね合わせて『死に至る病』(岩波文庫)を初めから正確に読み解き、それを通じて「生きること」ならびに「哲学すること」の意味を考えていこうと思います。
N.西田幾多郎を読み解く
難解な哲学書の代表例とも言うべき西田の処女作にして代表作『善の研究』を虚心坦懐に読み解いていきます。その過程を通じて、哲学書の難解さの要因はどこに潜むのか、現代日本において西洋哲学を学ぶとはいかなることか、等を考えていきたいと思います。教室では岩波文庫版を使いますが、日本語なので他の版でもかまいません。
S.哲学入門--認識論
さしあたり、西洋近代哲学の「祖」とも言うべきデカルトの『哲学原理』を読んでいきます。後に、デカルトの他の著作、さらにはロック、バークレィ、ヒュームなどの著作を読むことも考えています。
L.レヴィナスを読む
レヴィナスの他者論・「顔」論・時間論を中心にしたアトラクティブですが、きわめて難解な倫理学を読み砕いていきます。テキストは『全体性と無限』(岩波文庫)を使います。
(講師:宇田川尚人先生)
<夏休みについて>
7月13日~9月13日は夏休みです。
聴講料(1ヶ月あたり)
1回 2,000円(3回までは、1回につき2000円ずつ)
2回 4,000円
3回 6,000円
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4回 7,000円(以下、1回につき1000円ずつ加算)
5回 8,000円
6回 9,000円
7回 10,000円
・・・・・・・・・・・
(コピー代・光熱費を含む「諸経費」を月額1000円いただきます。)
※各月最初の聴講日に「聴講予定表」を提出し、月末までに全額払ってください。

- 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
- 1946年生まれ。
- 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
- 1983年 - ウィーン大学哲学博士
- 電気通信大学人間コミュニケーション学科元教授。
- 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。

※一階がコーヒー館の小さいビル、ドアに「哲学塾カント」の札が掛かっています
参加希望者は、必ず以下のいずれかの手段で「姓名、生年月日、現在住所、緊急連絡方法(携帯ないしメールなど)」を添えてお申し込みください。
各講座とも、20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。
直ちに、こちらから可否をお伝えします。(くれぐれも市谷校には連絡しないこと!)
E-mail: