中島 義道 主宰 哲学塾カント

中島 義道 主宰 哲学塾カント

哲学

中島義道


・新設講義のお知らせ

・9月から、「J 実存哲学入門」と「Fr2 フランス語中級」を始めます。前者は、さしあたりキルケゴールの著作を選択的に読み、ハイデガーを経てサルトルに至ります。後者は、文法的には条件法、接続法の用法を学び、パスカルの『パンセ』を細かく読んでいきます。

・「哲学塾」とは別に(同じ教室で)読書会を開いています。現在、ドフトエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を光文社の亀山さんの訳で読んでいます。日時は、隔週火曜日の午後7時~9時、参加料は1000円で、そのほか月ごとに(哲学塾に参加していない人のみ)1000円の(光熱費など)諸経費をいただいています。参加希望の方は、ご連絡下さい。進み具合などを教えます。


・10月から堀江先生による「新プラトン主義の諸問題―初歩から世界第一線レベルまで(NP)」を開講します。まさに「日本最高水準の講義」ですので、多くの方が参加することを望みます。


・東洋経済オンライン「哲学塾からこんにちは」掲載について

『“戦う哲学者”はなぜ「哲学塾」を作ったか』を掲載していますのでご紹介します。


・哲学塾の講義をまとめたテキスト販売のお知らせ

このたび、毎月10日前に、前月の「哲学塾」の講義(のうち私(中島)の担当分、但しAを除く)に関して、テキストの進行具合、著者の「くせ」、重要なポイント、難解な箇所、誤解しやすい個所などをテキスト(PDFファイル形式)にまとめ、販売することにしました。これを実施することに踏み切った理由は、以下のものです。


(1)最近、遠方(大分、新潟、姫路、大阪、京都、仙台、名古屋、長野など)からの参加者が少なくないのですが、交通費も高く毎回参加するのは大変でしょうから、ごくたまに参加するだけで哲学塾講義について行けるようなシステムを作りました。これに当てはまる人は、このテキストで講義の進み具合をチェックし、これまでの講義で読解した箇所を自分で読み解いてみてから次の講義に臨むことができます。


(2)「哲学塾」の講義に参加した人は、その月の講義がどのようなものであったかを反省できます。さらに、休んだときの講義がどのように進んでいったのかがわかりますし、自分が取っていない講義がどのように進んでいるのか、確かめられます(今後、聴講するかどうかの判定基準になります)。


(3)いろいろな事情で「哲学塾」に来られない人にとっては、「哲学塾」で扱っているテキストを自宅で読解する手引きにもなります。


このテキストは、教室で実施しているようなテキストの細かい解釈をするのではなく、ただ「ひとりで」哲学書を読むためのヒントを与えるだけです。実際の「哲学塾」の代わりにはならないと思いますが、センスがよければ「哲学塾」に参加しなくても、コツをつかんでひとりで読んでいけるし、ごくたまに参加してそのつど疑問点を確認するというやり方で「哲学塾」を利用してもいいように思います。


なお、購読料は(全科目一括で)1ヶ月2000円です。

申し込みは3カ月単位で前払いです(2000円×3=6000円)。


※分量が思ったより多く大変な労力と時間がかかるため、変更しました。4月から契約されている方は7月以降から変更対象となります。

希望者はメールで希望の旨をご連絡ください。「哲学塾」塾生でない者は併せて「現在所、生年月日、緊急連絡先」をご連絡ください。一応の入塾手続きをお願いします。その後、振り込み先の銀行口座をお教えします。

※メールアドレスを変更したり、ドメイン指定受信などテキストが受信できない方がおりましたらご連絡ください。



ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。

哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。

まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。



参加希望の方は、(1)正式なお名前、(2)生年月日、(3)住所(郵便番号も)、(4)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph


*各講義は105分、講義のあいだの休み時間は15分です。




<11月の開講予定>

  •  
  • ①13:30~15:15
  • ②15:30~17:15
  • ③17:30~19:15
  • ④19:30~21:15
  • 2(水)
  •  
  •  
  • Hd
  • 3(木、祝)
  • T(単独講義)*
  • 5(土)
  • B1
  • B2
  • Gr
  • 6(日)
  • Fr2
  • Ph
  • L2
  • 18(金)
  •  
  •  
  • 19(土)
  • Fr2
  • 20(日)
  • D2
  • Lv
  • T
  • 23(水、祝)
  • B1
  • B2
  • NP
  • 25(金)
  •  
  •  
  •  
  • Sh
  • 26(土)
  • D2
  • L2
  • 27(日)
  • F2
  • Gr



<12月の開講予定>

  •  
  • ①13:30~15:15
  • ②15:30~17:15
  • ③17:30~19:15
  • ④19:30~21:15
  • 2(金)
  •  
  •  
  • 3(土)
  • B1
  • B2
  • 4(日)
  • Fr2
  • I
  • NP
  • L2
  • 9(金)
  •  
  •  
  • Sh
  • 10(土)
  • Fr2
  • Gr
  • 11(日)
  • D2
  • Ph
  • Lv
  • 14(水、祝)
  •  
  • Hd
  • 17(土)
  • Fr2
  • B1
  • B2
  • 18(日)
  • V
  • 忘年会





■講義の取り方

(1)哲学の初心者であって、「生きること・死ぬこと」について考えたい人にはA,Hd,M,N,S,Zを勧めます。

(2)カントを徹底的に学びたい人には、B1,B2,Vを勧めます。

(3)倫理学に興味のある人には、M,V,Lv,Sを勧めます。

(4)分析哲学・科学論・数学の哲学を学びたい人には、F,Qを勧めます。

(5)現象学を広い視野で学びたい人には、Ph,Hd,Lv,Sを勧めます。


■難易度

(1〔誰にもすぐにわかる程度〕―>2―>3〔哲学科の学部学生が理解できる程度〕―>4―>5〔かなりの専門知識と思考力が必要〕


1 ==> A,M,I

2 ==> F,NP,Hd

3 ==> B1,B2,V,Z

4 ==> N,Ph,Lv

5 ==> H,Sh




A.哲学と人生

直ちに(狭義の)哲学に入る前に、生きることの意味、死ぬことの意味、哲学することの意味などを考えていきます。まったくの初心者を歓迎します。テキストは拙著『人生を〈半分〉降りる』(ちくま文庫)を読みます。テキストは、教室で500円でお譲りします。


B1.『純粋理性批判』を読む①

『純粋理性批判』の「超越論的論理学」を読んでいます。テキストは平凡社ライブラリー版(上)。


B2.『純粋理性批判』を読む②

『純粋理性批判』の「純粋理性の理想」を読んでいます。テキストは平凡社ライブラリー版(中)。


D2. ドイツ語中級

二-チェの『この人を見よ』を初めからゆっくり読んでいますが、並行して適宜二-チェのほかの著作も扱います。


F.分析哲学入門

言語や意味への関心、あるいは論理的手法の利用を大きな特徴とする分析哲学の知識は、古代・中世哲学やいわゆる「大陸系哲学」の研究に際しても必須のものになりつつあります。この講義では、フレーゲ・ラッセルに始まり、デイヴィッドソンやクリプキあたりまでの分析哲学の代表的な議論を紹介していきます。講師は長田怜先生。


Gr.ギリシャ語初級・中級

初級は基本文法を、中級はプラトンの『ソクラテスの弁明』を読みます。前半が初級、後半が中級です。講師は宮崎文典先生。


H.ヘーゲル「大論理学」を読む

へーゲルの中でも最難関と言える「大論理学」に挑みます。「存在」と「無」の弁証法、とくに「無という名の存在」をどこまで理解できるかが鍵となるでしょう。


Hd.ハイデガー『存在と時間』を読む

20世紀の哲学における最高の成果と評される『存在と時間』の初めからゆっくり読んでいきます。翻訳は中公クラシックスを使います。講師は明治大学准教授の池田喬先生。


Ⅰ.哲学入門

近代(デカルトからヘーゲルまで)の(いわゆる)「ロゴス中心主義」を、現代の、現象学、分析哲学、フランス現代思想などからの批判を通じて見直すことにします。予備知識は一切必要ないので、とくに初心者の受講を歓迎します 。


L2.ラテン語中級

スピノザの「エチカ」とセネカ小品を交互にラテン語で読んでいきます。ラテン語初級を終えた人なら誰でも参加資格があります(級を終える前でもオブザーバーとして参加することができます)。講師は樋笠勝士先生。


Lv.レヴィナス『全体性と無限』を読む

レヴィナスの主著を正確に読解していきます。今回は「顔」というレヴィナスの代表的概念から学んでいきます。テキストは岩波文庫の2分冊の同著のうち(下)から。講師は誉田大介先生です。


M.アリストテレス『ニコマコス倫理学』を解読する

『二コマコス倫理学』を、ギリシャ語にまで遡り(とはいえギリシャ語の知識は必要ありません)、最近の研究成果も踏まえてできるだけ詳細に読んでいきます。テキストは岩波文庫版を使います。講師は佐良土茂樹先生。


N.西田幾多郎を解読する

『善の研究』をひとまず終え、西田のその後の著作を読んでいきます。参加希望者は、『西田幾多郎哲学論集 I』(岩波文庫)をご用意ください。用意できない場合は、プリントを渡します。講師は、立正大学教授の板橋勇仁先生。


Q.記号論理学入門

分析哲学にとって必須の条件である記号論理学を基礎から丁寧に教えます。講師は藤井崇史先生。

Sh.塩谷賢の哲学道場

毎回テーマを決めて、「塩谷哲学」(すなわち、塩谷賢にとって哲学とは何か)を披露してもらいます。


V.カント『実践理性批判』を読む

カントの主著であるのみならず近代西洋倫理学の最高峰とみなされている本書を、初めから丹念に読んでいきます。きわめて難解ですが、柔軟な心をもってぶつかれば、初心者にもわかると思います。テキストは岩波文庫を使いますので、各自準備してください。


U.カント『判断力批判』を読む

カントの『判断力批判』第二部「目的論的判断力の批判」を読みます。テキストは岩波文庫版(下)を使います。


Z.『ツァラトゥストラ』を解読する

ヘーゲル以降において最も重要かつ難解な哲学書とも言える二-チェの主著を細かく読んでいきます。テキストはちくま学芸文庫版を使います。


Ph.現象学入門

『イデーンⅠ』第1編から第2編に進みます。いよいよ、フッサールの超越論的現象学の核心をなす部分に触れることになります。またフッサールの志向性理論に対するハイデガーやレヴィナスによる批判も概観する予定です。。テキストは難解なところも多々ありますが、初心者でも参加できるように配慮します。講師は誉田大介先生。


NP.新プラトン主義の諸問題―初歩から世界第一線レベルまで

新プラトン主義の基本に触れてきましたので、これから古代末期・イスラーム・西洋中世での変遷もたどってみたい。一方的な講義というより、独仏語の研究論文、ギリシア・ラテン語原典を解きほぐす楽しみも伝えられればと願っています。一人一人自分の名前が書けるよう、アラビア文字の手ほどきを最初の方でする予定です。講師は堀江聡先生。


T.特別講義 11月20日(日)午後7時15分~9時

講師:波田野陸氏

テーマ:新人賞受賞の前と後

講師は当塾の塾生であり、『鶏が鳴く』で2013年6月(23歳のとき)に第56回群像新人賞を受けました。いまはドイツ語2と読書会に参加しています。今回は、若くして大手文芸誌の新人賞を受賞することにまつわる(幸・不幸の?)お話をしてくださいます。こういう機会はなかなかありませんので、作家志望の方のみならず多くの方のご参加を希望します。講演後に懇親会を開催しますので、振るってご参加ください(会費1500円程度)




聴講料(1ヶ月あたり)


1回  2,000円(6回までは、1回につき2000円ずつ)

2回  4,000円

3回  6,000円

4回  8,000円

5回 10,000円

6回 12,000円

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

7回 13,000円(以下、1回につき1000円ずつ加算)

8回 14,000円

9回 15,000円

・・・・・・・・・・・



※1 入塾費3000円をはじめにお払いください(これは返還しません)。

※2 コピー代・光熱費を含む「諸経費」を月額1000円いただきます。

※3 遠距離参加者(月額交通費がおよそ3万円以上かかる者)は、
     すべての科目において(特別講義も含む)一律1000円です。

※4 各月15日までに「聴講予定表」を提出し、聴講料はその月の16日から月末のあいだに、
     所定銀行の所定口座に振り込んでください。


中島義道
  • 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
  •  
  • 1946年生まれ。
  • 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
  • 1983年 - ウィーン大学哲学博士
  •  
  • 電気通信大学人間コミュニケーション学科元教授。
  •  
  • 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。



参加希望の方は、(1)生年月日、(2)住所(郵便番号も)、(3)緊急連絡先(携帯電話番号またはメールアドレス)を添え、ご希望の講義名を明記して申し込んでください。各講座とも20名程度で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。直ちに、こちらから可否をお伝えします。

E-mail: nakajima@gido.ph